Kaneda Mio


連続

何かを考える。
何かを思う。
誰かが言った一言は、話を終えるとその場から消え去るように見える。
けれど今は見えないとしても、たとえそれが小さな一言でも、
もうこの世界に放たれている。
発せられた言葉、起こったこと、人の想い。
それらは折り重なり、積み上げられ、磨かれ、縦横に今と繋がっている。
隠されたり、遠くなって見えにくくなることがあっても、
時の中で連続しいつでもそこにある。
そしてわからないくらいに少しずつ、しかし毅然と、
ものごとの転換をもたらすのではないだろうか。


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